
猫の祖先とされている動物たち
ネコの祖先は一番古いものでミアキスと生物といわれ、そこから進化して、ネコ科の動物といわれるライオンやトラのような猛獣や、愛おしく飼われている方も多い家猫に分かれていったといわれています。
その先祖の姿は想像、推察の域をでませんが、脈々を受け継がれ、人間と深く関わり、その愛くるしさで癒してくれるネコの存在は切っても切れないものですね。
人と関わりあいが始まる前の猫の歴史で重要な祖先たちを紹介します。
ミアキス (MIACIS)
約6,500万前に生息していたとされる小型動物と言われています。
猫の祖先というより、犬や猫などの祖先、または近縁な生物といわれています。
胴長で、長い尾、短い脚などから、見た目はイタチのような姿だったとされる生物です。
体長は30cmくらいで、足の先端に引っ込めることができる爪があり、これで鳥類や爬虫類などを捕食し、木の上で生活していたと推察されてます。
プロアイルルス (PROAILURUS )
約2,500万年前に生息した最初のネコ科動物といわれています。
ミアキスが平原で生活するようになったのが犬の祖先となり、ジャングルなど木の上の生活を続けたのが、このプロアイルルスで猫の祖先だった推察されています。
プロアイルルスは体重10kgくらいの小型動物で、ネコよりも、マダガスカルの百獣の王と言われているフォッサに似ていたと推察されます。
フォッサは肉食動物で木登り上手で鳥類などを捕食するようです。
プセウダエルルス(PSEUDAELURUS)
約2,000万年前にヨーロッパや北アメリカに生息していたとされる動物です。
ネコ科動物のライオンやトラ、ヒョウなどの祖先と推察され、絶滅したサーベルタイガーの祖先とされています。
細身の身体とジャコウネコのような脚をもち、動きは俊敏だったとされています。
リビアヤマネコ (FELIS SILVESTRIS LYBICA)
約13万年前に生息していたとされるリビアヤマネコが、現代の猫の祖先と推察されています。
2007年の研究では、アメリカ・イギリス・ドイツなどの国際研究チームが、世界の家猫(人間と共生する猫)のDNA解析を行った結果、「リビアヤマネコが祖先である」と結論として発表されています。
現存のリビアヤマネコは、アフリカや中近東に生息しています。
体長は約60cmで草食動物の子供や小動物などを捕食しています。
ネコが飼われた時期は?
猫は、主食であった穀物をネズミ被害から守るために、ネズミ退治が得意な猫が重宝され、鎌倉時代の頃からに飼われるようになったです。
トムとジェリーを観ていた世代としては、ネズミの方が可愛くて賢いと思っていましたが、しなやかで俊敏な身のこなしができる猫は、優秀な動物として認知されていたのでしょうね。
一条天皇(平安時代)は猫好きと知られています。
枕草子(清少納言:さいしょうなごん)によると、飼っていた猫の出産時に乳母をつけたそうです。
その猫の出産後には、お偉方が集められて産養い(うぶやしない:親類が産婦や赤子の衣服、飲食物などを贈って祝宴を開くこと)が行われたそうです。
現在も大人気のネコですが、若い世代にはスマホアプリの”ねこあつめ”がブームを後押ししているようです。
この”ねこあつめ”は庭や部屋にネコ心をくすぐるアイテムを配置して、ネコが来るのを観察するというもの。
暇なときに手軽にのぞけて癒されるようで女子の心をつかんでいるようです。
出典:ja.wikipedia.org
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