
ブリの旬は冬
寒くなれば寒くなるほど脂がのり旨みが増す
ブリを使った代表的な料理といえばブリ大根である。
ブリのあらを大根と一緒に煮つけた日本の郷土料理として有名であるが、その味付けも作り手の工夫により、味の変化を付けることができる。
ブリ大根の作り方
- 大根は皮をむいて厚さ1,5~2センチの輪切りにし、鍋に入れて、かぶるくらいの水を注いで中火にかける。
煮立ったら15分ほど煮て、ざるに上げる。
ブリは熱湯にサッと通し、表面の色が変わったらすぐに取り上げる。 - 鍋に水2と1/4カップ、酒、みりん、醤油、砂糖を入れて中火にかけ、煮立ったら大根を入れ、弱めの中火で15分ほど煮る。ブリを加える。
- オーブン用シートなどで落とし蓋をして、さらに15分ほど煮れば、出来上がり。
器に盛り、ゆずの皮をのせる。 - 完成
難しい手順はそんなになく、気軽に誰でも作れるブリ大根。
どこの家庭でも定番のおかずとして取り上げられている。
また定番のブリ大根とは違い、このように野菜ベースのブリ大根も女性に人気がある。
「材料」二人前
材料 | 分量 |
ブリ | 150g |
大根 | 150g |
トマト | 1個 |
しめじ | 50g |
ピーマン(黄) | 30g |
いしる | 小さじ2 |
オリーブ油 | 小さじ2 |
ニンニク(みじん切り) | 小さじ1/2 |
赤唐辛子(輪切り) | 少々 |
セルフィーユ | 適宜 |
塩 | 適宜 |
胡椒 | 適宜 |
【料理方法】
- 大根は約8cm厚さのいちょう切りにし、ラップに包んで電子レンジ(500W)で約三分間加熱する。
- しめじは石づきを切り落とし、小房にわける。
ピーマン(黄)は細切り、トマトは湯むきして1.5~2cm角を切る。 - ぶりは食べやすい大きさに切り、塩、胡椒をする。
- フライパンにオリーブ油、にんにく、赤唐辛子をいれて中火で熱する。
強火にしてブリを入れ、両面に焼き目をつける。
大根も加えていためる。 - いしるを加えてふたをし、中~強火で約2分間煮て、さらにおとしぶたをして1分間煮て味をしみ込ませる。
器に盛り付け、セルフィーユを飾る。
大根とブリの照り焼き
「材料」二人前
材料 | 分量 |
大根 | 1/4本 |
ブリの切り身 | 2切れ |
ゆずの皮 | 適宜 |
醤油 | 大さじ2 |
みりん | 大さじ2 |
酒 | 大さじ2 |
砂糖 | 小さじ1 |
塩 | 適宜 |
あら挽き胡椒 | 適宜 |
小麦粉 | 適宜 |
サラダ油 | 適宜 |
【調理方法】
- 大根は幅2cmほどの輪切りにし、皮を厚めにむく。
両面に1cm間隔で格子状に浅い切り目をいれる。
ブリは、塩、あら挽き黒胡椒を各少々ふり、小麦粉を薄くまぶす。
ゆずの皮は細切りにする。 - フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱し、大根を並べ入れ、ふたをして両面を3~4分ずつこんがりと焼いて、取り出す。
- 続けて、サラダ油大さじ1を加えて熱し、ブリを並べる。
途中、出てきた脂をペーパータオルで拭きながら、両面を2~3分ずつ焼く。
大根を戻し入れ、用意しておいた醤油、みりん、酒、砂糖を加えてからめる。
器に盛り、ゆずの皮をのせる。
家庭の定番のおかずといわれているが、お酒の定番メニューのひとつでもある。
寒い季節、焼酎や熱燗にブリ大根。至福の時間の過ごすには相性抜群の組み合わせである。