
mjoとは
mjoは、マッデン・ジュリアン振動(Madden-Julian Oscillation)といいます。
米国の研究者のRoland MaddenとPaul Julianが1971年に発見したのでこう呼ばれます。
日本が位置する中緯度域では日々の天気は高気圧・低気圧によって左右されますが、赤道域ではこのmjoが重要な役割を果たします。
赤道上空で対流の活発な領域が30~60日周期で東へ移動していく現象です。
数千キロメートルにおよぶ積乱雲群がインド洋から太平洋上へと移動し、局地的に強い降水をもたらします。
mjoの特徴
- ゆっくりと東向きに進む数千km(数10°)の大きさを持つ雲の群れ(雲群)
- 雲群は主にインド洋で発生し、西太平洋の暖かい海水面上でだけ見られる
- 同じ場所では30-60日程度の周期で現れる
mjoの解説
mjoとスパー台風の関係
スーパー台風は、mjoとエルニーニョなどの変動が重なり合うことで災害が引き起こされているそうです。
今年8月まで最高気温が記録されたのは全国で60ヶ所以上で、台風の発生数はが多く最初は1月で7月までで13と平年の2倍近いペースです。
台風15号では石垣島では最大瞬間風速71mを観測しています。
今年の8つの台風はスーパー台風となりました。
スーパー台風とは
既存の台風の強さの階級のどれよりも勢力が大きく極めて強い台風の事です。
定義にもよりますが最大風速がおおよそ毎秒70メートル前後かそれ以上の規模のものを指します。
過去に日本を直撃したスーパー台風としては、1959年に発生した”伊勢湾台風”が知られています。
最大風速は毎秒75メートルで、全国で5000名を超える死者・行方不明者を出しています。
なぜ協力台風が頻発しているのか?
今年赤道付近で起きていた大気の変動があるらしいのです。
mjoはインド洋付近で発生し40日前後で赤道を一周しますが、発生のメカニズムはわかっておらず、年明け後から何度も発生していました。
赤道付近では東風が吹いていますが、強い西風が吹くことがあり、それをもたらしているのがmjoだそうです。
東西の風がぶつかり上昇気流から雲が発生します。
ぶつかる周辺では渦ができ雲を巻き込んで台風ができます。
今年mjoの雲から3月台風3号とサイクロン パムが同時に発生、7月には台風9号、台風11号が発生しています。
スーパー台風まで発達した理由にエルニーニョ現象があります。
太平洋中央付近では海水が平年より2℃近く上昇しており、高い海水からは大量の水蒸気が発生しそこにmjoが一気に巻き上げ協力な台風が発生していたそうです。
台風対策のポイント
防災グッズを備蓄する
ライフラインが途絶えたときの事を想定して防災グッズ(非常用品)を備えましょう。
懐中電灯(予備電池)、着替え、タオル、ライター、救急薬品、携帯ラジオ、非常用食料、水などです。
ハザードマップを入手する
家の近くに洪水のおそれのある河川があったり、低地、急傾斜地で水害や土砂災害のおそれがある場合は、事前にハザードマップなどを入手しておきましょう。
ハザードマップは各市役所や区役所、役場などで入手することができます。
窓や雨戸を補強する
ガラスのひび割れや窓枠のガタつきがないか調べ、窓にテープを貼るなどして補強しましょう。
さらに、万が一、窓ガラスが割れた時のために、カーテン等を閉めておくと良いでしょう。
外出は控える
台風が接近している間は大雨や強風による事故に巻き込まれないように可能な限り外へ出ないようにし、特に夜間は外出を控えてください。
また車での避難には注意が必要です。
20㎜/h以上の降水量でワイパーは効かず、ブレーキが効かなくなる(ハイドロプレーニング現象)可能性があります。
避難勧告に従う
防災機関などからの避難準備情報に注意し、市町村から避難勧告や避難指示があったら、すぐに動けるように準備しておきます。
すばやく避難してください。
また、避難勧告が出されていなくても、危険を感じたら、自主的に避難するようにしてください。
避難する時は軽装にする
避難の際は持ち物を最小限にして、両手を自由に使えるようにしておきましょう。
また、火の元、ガスの元栓、電気のブレーカーを落とし、戸締まりを確認しましょう。
出典:tenki.elearning.co.jp、tenki.jp
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