
環八雲とは
東京の周囲を走る道路、環状八号線(環八:羽田空港から、世田谷区、杉並区、練馬区、板橋区を経由して東京都北区赤羽に至る環状の都道)に沿って天気の良い日の午後に出現する雲のことを“環八雲”と言われています。
これは次のようにしてできると考えられている。
天気の良い日の東京都心は、ヒートアイランド現象によって周りの地域よりも温度が高くなります。
この為、午後になると東京湾から都心に向かって西風が入るようになると共に相模湾からも風が入り、都心の暖かい空気が環状八号線沿いに吹き寄せられ上昇気流となります。
また、吹き寄せられた都心の空気には汚染物質が含まれ加えて環八沿いは自動車の排気ガスによって雲の核となる浮遊粒子状物質も多いために上昇気流によって雲ができます。
つまり、環八雲はヒートアイランドと大気汚染という人間が行った環境破壊によって生まれた雲ということです。
同様に環状七号線の上に道路の形がそのまま空に映るような雲も出現する雲は”環七雲”と言われています。
秋に観れる雲
巻積雲
白い碁石を敷き詰めたような雲が”巻積雲(けんせきうん)”です。
魚の鱗のような雲で太陽に照らされると一つ一つが白く輝いています。
別名“うろこ雲”とか“鰯(いわし)雲”とも言いますね。
秋の季語としても使われています。
高積雲
白い塊の雲で巻積雲と違って少し黒っぽい影の部分がある雲が”高積雲(こうせきうん)”です。
高積雲のことを”羊雲”とも言っています。
巻積雲と似ていますが大きな違いは視角でそれは1度から5度です(巻積雲は1度以下)。
簡単な視角の測り方は腕をいっぱいに伸ばすと人差し指の幅が1度、握りこぶしが10度、手を広げて小指から親指までの幅が22度です。
乱層雲
”しとしと”と雨が降る日、”しんしん”と雪が降る日。
こんな日はどんよりとした雲に覆われて太陽は全く見えず、日中でも明かりがほしくなるくらいの暗さです。
こんな天気の原因となる雲が”乱層雲(らんそううん)”です。
普段は”雨雲”と言っていますね。
出典:blogs.yahoo.co.jp、shizenjin.net、bioweather.net
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