
ひな祭りと桃の節句
ひな祭りが近づいた頃にお花屋さんの前を通るとみごとな枝ぶりの桃の花が生けられています。
私は生け花を習っていた時期があるので、その頃を思い出して必ず買います。
あまりに満開の枝だともったいないような気がして、蕾の多い枝のものを選んでいます。
桃の花のピンク色に黄色がよく似合うので、菜の花も付けてもらいます、もちろんこちらも蕾の多いものを選びます。
家へ帰ると早速生け始めです。
これもひな祭りの楽しみの一つです。
なぜ「桃の節句」と言うのでしょう?
ますますお部屋が華やかになって、いかにも 女の子のお祝い という雰囲気が出てきます。
ピンクって女性ホルモンにいいと聞いたことがあって、病院の婦人科はピンクのカーテンやベッドのシーツなど多く使われているのですが、医学的にもいいのでしょうか?
もともと、旧暦の3月3日はちょうど桃の花が咲く時期ですし、昔からひな祭りには桃の花が生けられていたのかもしれませんね。
歌でも「♪あかりをつけましょぼんぼりに、おはなをあげましょもものはな♪」と歌われていますし…
今は甘酒を飲みますが、元々は桃のお酒を飲んでいたとも聞いています。
そういうこともあって「桃の節句」と言うのかもしれません。
ひな祭りと言う響きもいいですが、桃の節句と言うのもシャレて聞こえてしまいます。
ひな祭りと吊るし雛
もう一つ好きなものに 吊るし雛 と言うものがあります。
様々な小さなお人形をたくさん作って、それをぜーんぶ吊るしちゃう、っていうとってもユニークなものがあるんです。
一つ一つ手づくりで、娘の幸せを願うために食べ物や、巾着、お花などを着物の切れ端で小さなぬいぐるみのようにして、天井からたくさん吊るすんです。
静岡県、山形県、福岡県で吊るし雛の名所があります。
最近人気が出てきて、和もの雑貨のお店でよくみかけます。
実は私も吊るし雛をつくることにチャレンジしたんですけど、あまりに細かい作業で、リタイアしてしまいました。
天井からたくさん吊るされてる姿はお花畑のようでキレイで憧れます。