
土用の丑の日といえば夏でしょう! そう思っているあなた、、、 実は土用の丑の日は春・夏・秋・冬とあるのです。
そして、今年の土用の丑の日は、
1月13日、1月25日、4月19日、7月24日、8月5日、10月28日と、6回あります。
土用の丑の日が夏だと思うのは、夏の土用の丑の日が近づくと 目にするスーパーのチラシはうなぎを大きく取り上げていますし、 スーパーに足を運べば売り場の様子はいつもと違い、 うなぎの販売コーナーが増え、対面販売もしているせいでしょう。
しかし、うなぎの旬は冬であることをご存知ですか?
うなぎは寒さの厳しい冬を乗り越えるために脂を蓄えます。すから、冬に獲れたうなぎは脂がのってとても美味しいということなのです。
それでも、うなぎの栄養価が非常に高いことから、夏は夏バテ防止のためにも土用の丑の日にうなぎを食べてスタミナをつけましょう! 、、、ということですね。
昔は「う」のつくものを食べれば病気にならない・・・
そんな迷信があったそうです。それで、やはり夏バテ防止のために梅干し、うなぎ、うり、うどん、などを食べていました。
■うなぎ以外でもいいの?
「う」のつくものは、あくまでも迷信なので。土用の丑の日に食べると良いとされるものはほかにもあります。
◆土用しじみ
栄養価が高いしじみの旬は夏で、肝臓の働きを助けます。
◆土用卵
昔は卵といえば高価なものでした。卵も栄養価が高いので滋養のものとして人気があるのです。
◆土用餅
あんころ餅でいただきます。 餅は力餅ともいいますし、 小豆は厄除けという意味が込められています。
このように、土用の丑の日は うなぎを食べるものだと決まっているわけではないので、疲労回復や体力を向上させることを意識して、自分の体が喜ぶものを食べるのが夏バテ防止にもつながるのではないでしょうか。
エアコンやシャワーもなかった昔ですが、その時代の人々も夏の暑さに負けない体でいるための心がけをしていたのですね。