
綱引きの歴史
綱引きと一言でいうと学校の競技の一種目という印象があると思います。
でも綱引きには過去にはオリンピックの正式種目であった時もあるのです。
1920年のアントワープ大会まで陸上の正式競技でした。
現在は世界選手権などが2年に一度行われています。
ヨーロッパの方が盛んなスポーツの様ですね。
綱一本でできる競技ですし、簡単ではないですが、
一致団結してできるスポーツというのは親しみやすいものだと思います。
日本での綱引きの始まりというのも歴史はかなり古いと推察されます。
元々は「綱をひく」という古代の儀式や信仰心から始まり
豊作、豊漁を願ったものだったようです。
そのような神事や伝統行事の意味合いから始まり今まで続き、
そして運動会の競技にもなっていったのです。
日本での綱引き推定人口はなんと6万人ほどだといわれています。
意外にたくさんの方々が参加されているんですね。
日本も国際綱引き連盟に参加していてその連盟登録者は
なんと、1万人で900チームほどの登録があります。
ただの学校の綱引きかと思いきや、
意外に大きな組織でその組織に参加されている方が
それほどいらっしゃるとはおどろかれた方も多いのではないでしょうか?
綱引きのルール

綱を引き始めるタイミングは?
“Pick up the Rope”(ピックアップ ザ ロープ)の合図で選手は綱を持ちます。
“Take the Strain”(テイク ザ ストレイン)で綱引の体勢に入ります。
“Steady”(ステディ) “Pull”(プル)で綱を引き始めます。
反則は?
足以外の身体の部分が床と接触したり、床に座りこんだり、寝転んだりしたら反則になります。
この国際連盟のルールのを調べていくうちに私も知らなかったルールでした。
お尻を地面や床につけたら反則となってしまうのです。
私は学校の時に綱引きではお尻が下がってしまってよくついていた印象があります。
何メートル引けば勝ち?
4メートル引っ張ったチームの勝ちになります。
真ん中の「センターライン」、その2メール離れた位置に引かれた線を「2メートルライン」といいます。
一方、綱にも3箇所の目印があり、センターマーク、2メートル離れた位置にホワイトマークがあります。
2メートルラインとホワイトマークが重なる位置まで引くことで勝敗を競います。
運動会で綱引きの競技で勝つためには?
運動会の綱引きではそれほど厳密ではなかった綱引きルールも国際連盟の中でのルールはかなり厳格で複雑なルールがありますね。
綱引きとはテクニックや体力などはもちろんのこと、忍耐力などのメンタル面での強靭さが必要になってくるようです。
また団体競技なのでチームワークが必要になってきますよね。
足だけで踏ん張ってロープを引っ張る必要があるようで、綱引きは足の力がとても重要な競技となっているのだと確信しました。
では実際にどのような勝つためのコツがあるのでしょうか?
運動会で綱引きに参加することが分かったら・・・。
スクワットを50回はする
まずは足腰を鍛えることが重要です。
綱引きというと手を使ってひっぱるというイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、
綱引きは足と腰の安定度が強く引くための起爆剤になります。
これが出来ていないと相手チームに引っ張られて前へ将棋倒しになりかねません。
身長順、体重順に高い方から並ぶ
その方が引っ張る力が分散されずに集中されます。
ただ前後の並びで相性のいい人悪い人という事が出てきてしまうので
それだけは希望を聞いて調整するのがいいでしょう。
また一番前と末尾の方は特に力がしっかりしている人を起用しましょう。
綱を引くときは天を見る
綱を引いているときには相手チームの顔を見る必要はありません。
天を見ながら足を踏ん張ることで力が入ります。
上手に引くことが出来れば少々の体重差でも勝つことができます。
滑りにくい靴で臨む
すべりにくい靴を履くことで安定感ができます。
とても大事な事なのでもし選ぶ余裕があるようなら気にしてみてくださいね。
アンカーに力持ちを置く!
チームの最後部に位置する選手はアンカーと呼ばれ、身体に綱を巻いたような持ち方をします。
ホットポジションのアンカーに力持ちを担当して万全で臨んでみてください。
チームワークが発揮する競技です。
勝てたらとてもうれしくなるはずです。
チームみんなで喜びを分かち合いましょう!